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4.3 WRESTLE MANIA 32

 

レッスルマニア32

会場はテキサスのAT&Tスタジアム

レッスルマニア3WWE発表93,173人を越える、101,763人の観客数。実際は97,769人。どちらにせよWWEにおける観客動員数は更新しました。(ちなみにフットボールスタジアムの観客動員数も更新したそうです。)

多言語中継が英語、スペイン、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語、ポルトガル語(ブラジル)と、かなり充実しており、日本語は佐藤レイジとFUNAKIが担当。

 

 

客席を見ると、中邑真輔新日本プロレス時代のシャツや、BULLET CLUBTシャツ。日の丸国旗も確認できる。

 

 

キックオフショー US王座戦

カリストVSライバック

 

カリストが王座防衛

 

 

キックオフショー ディーバズ10人タッグマッチ

 

 

キックオフショー タッグマッチ

ウーソーズVSダッドリーボーイズ

 

ウーソーズ勝利

 

 

第1試合 IC王座7ラダーマッチ

ベルトはすでに空中に吊らされている

ジグラー、ミズ、サミ・ゼイン、スターダスト、シン・カラ、ザック・ライダー、オーウェンズの7人。

 

代わる代わるリングに上がり、落ちていく展開がメインというより、4人以上がリングに上がることはほぼなかった。

序盤はオーウェンズとサミ・ゼインの、NXT時代からの因縁が色濃い。

中盤にスターダストが自らのテーマカラーをあしらったラダーを使用。

終盤に入ってくるとハシゴの上から落ちる展開が増えてくる。

ラストはミズがベルトに手をかけたところを、ザック・ライダーが落とし、そのままベルト奪取。サプライズ

ザック・ライダーはIC王座初獲得。

201112月以来のシングル王座獲得。

 

FUNAKIが何度もザック・ライダーとドルフ・ジグラーを間違える!笑

(ちなみに翌日RAWでザック・ライダーはミズと防衛戦を行い。敗れました。)

 

 

第2試合 シングルマッチ

クリス・ジェリコVSAJスタイルズ

 

AJは白地に赤のコスチュームで登場。ウルトラマンみたいな配色。

 

ジェリコAJにジェラシーを抱くというテーマから、「チャント」がひとつのツールとなっていました。

しかし試合が始まるとチャントが響くことはなく。といっても盛り下がっているわけでもないという、WWEには珍しい現象。

チャントは起こるが、全体に行く前に試合が展開する印象。これもまたハコが大きい影響か?

よく言うと見応えある試合をしている。

AJジェリコのムーブ、スプリングボードドロップキックで挑発。

ウォール・オブ・ジェリコをカーフクラッシャーで返したところを、ジェリコは反転しカウントを取る。なんと器用な!

AJはスタイルズクラッシュを狙うが不発。

最初のコードブレイカーに対しAJはキックアウト。するとジェリコがスタイルズクラッシュを狙うが、AJは切り返してスタイルズバスター[開脚式フェイスバスター](英語、日本語実況ともに技名はコールされていません。)

AJがスタイルズクラッシュを決める!しかしジェリコがキックアウト。

ジェリコのライオンソルトを、AJが膝で迎え撃つ。

AJはスワンダイブ式ファイヤーバード(これも技名はコールされず)を決める。お互い技を出し切る勢い。

AJスタイルズがスワンダイブを狙ったところ、ジェリコがカウンターのコードブレイカー

ジェリコの勝利!

じっくりとしているが多彩な技を出しあった、良い試合。

しかし最後もあまり盛り上がってるようには見えなかった。

 

 

第3試合6人タッグマッチ

ニュー・デイVS国際連盟

 

見出しには6人タッグマッチと書きましたが、あまり自信がありません。。。

たしか3対4のハンディマッチという話もありました。というか直前までそのはずです。

結局ノンタイトル6人タッグマッチでした。つまりバレットはセコンドになりました。

 

ニュー・デイは入場衣装でサイヤ人のようなコスプレ。

試合は(試合内容レビューが0ですみません)シェイマスがブローグキックで勝利。

 

そして試合をしていないバレットがマイクでアピール中に、

するとショーンマイケルズが登場!ミック・フォーリーも来たかと思えば、ストーン・コールド・スティーブ・オースティンも登場!

マイケルズは上着を脱いで、試合コスチューム。

ニュー・デイと同じ3人で、しかも同時に登場ということもあり、会場は異様な期待感!

ニュー・デイはバレットを引きずり出して、レジェンドチームに加勢。

3vs3で乱闘開始フォーリーはシェイマスにミスターソッコ!マイケルズはデル・リオにスウィート・チン・ミュージック!オースティンはルセフにストーンコールド・スタナー!

するとリング下にいたバレットがリングに、スウィート・チン・ミュージック、ミスターソッコ、ストーンコールド・スタナーが連続でバレットに決まる。

アピールするレジェンド達をニュー・デイのテーマ曲が遮り、ニュー・デイは喜びのダンスに誘う。

オースティンは照れながらもウッズとダンス。とおもいきやウッずにもスタナー!

レジェンドはビールで乾杯。会場はここまでで最高潮の盛り上がり。

レジェンドの登場は確実なサプライズとして演出されていたが、

腐っても、防衛戦を行ってなくてもタッグチームチャンピオンである、

ニュー・デイも結果的にレジェンドの盛り上げ役に。

ハンディマッチや4vs4にならなかったのも、「レジェンド3人 」を引き立てる布石だったのかと思うと、国際連盟はもちろん、ニュー・デイも含め時期の過ぎたユニットと位置づけられているのかもしれない。

ベイラーの昇格、カール・アンダーソン、ドグ・ギャローズの合流とBULLET CLUB(Balor Club)結成が噂されている中で、

タッグチームでない3人以上のユニットはこの2つに、ソーシャルアウトキャスト、ワイアット・ファミリーにオーソリティー。

ユニットチームの整理もしくは、格下げが始まっているような印象を受けます。

佐藤レイジがニューデイズと言うのが気になりました。笑。

 

 

第4試合 ノーホールズバードストリートファイトマッチ

ブロック・レスナーVSアンブローズ

 

ノーホルズバード、つまり禁じ手無しで、ストリートファイトなのでどこでもOKな試合。

「ノーホルズバードマッチ」と「ストリートファイトマッチ」の掛けあわせですね。

 

アンブローズは竹刀、ローブロー、チェーンソー、PC、椅子、消火器、有刺鉄線バットを取り出しました。

それに対してブロック・レスナースープレックスを10回以上とF5のみで試合を組み立てました。

ストリートファイトの要素はほぼ無かったですが、これについては「アンブローズが駐車場で襲われた」ことも理由になっているので、まぁ問題なしです。

なんでもやってくるアンブローズに対して、凶器を使わないレスナー

ブロック・レスナーローブローしか効かない」というのがますます強調されました。

こう考えると余計な要素というのが「アンブローズへハードコアの伝承」になってしまったのが残念です。

チェーンソー、有刺鉄線バットは不発。チェーンソーは電源すら入りませんでした。

思い返すとバタバタした結果のマッチアップなのでしょうがないのですが、

「ハードコアの伝承」はもう少しゆっくりやったほうが良かった気がします。

しかし、ファミリー路線のWWEにおいて扱いにくいので、レッスルマニアのみというのも頷けます。

全てにいえることなのですが、熟成されたマッチアップがほぼありません。

後述するトリプルスレットぐらいじゃないでしょうか。

要素はいっぱいだが熟成されていないというのがレッスルマニア32の特徴に感じます。

 

 

第5試合 初代WWE女子王者決定戦

ベッキーリンチVSサシャバンクスVSシャーロット

 

サシャバンクスは殿堂者であり、いとこのスヌープ・ドッグと登場。

シャーロットは殿堂者であり、父のリック・フレアーと登場。

 

LitaがキックオフショーでWWEディーバズチャンピオンが「WWEウィメンズチャンピオン」の新設が発表されていますが、シャーロットはディーバズチャンピオンベルトを持って登場しました。

ウィメンズチャンピオンとディーバズチャンピオンの関係性が非常に曖昧で。

新設なのか、改称なのか、ベルト改訂なのかが曖昧だったので。

サシャもしくはベッキー・リンチがウィメンズチャンピオンを獲得するが、シャーロットは「ディーバズチャンピオンからは陥落していない」というだましうちのようなストーリーを想像していました。

 

しかし、シャーロットが勝利し最後のディーバズチャンピオンであり、最初のウィメンズチャンピオンとなりました。

先に述べた安っぽいストーリーの想像なんてすっとばす、シャーロットのマッチコントロール力。

試合を評価するというよりは、シャーロットのチャンピオンっぽさが顕著に現れていました。

あと、これまでは長い手足を上手く使えずバタつかせて、それでもってジタバタと縮こまった印象を受けていましたが、今回はノビノビと動いていたように思います。

トリプルスレットという試合形式にハマったのやかもしれません。

 

 

第6試合ヘル・イン・ア・セルマッチ

シェイン・マクマホンvsアンダーテイカー

 

WWEに(数十年前から)金の雨を降らす男、シェイン・マクマホン。

入場に子どもたちも現れて、一世一代の演出がなされた上に、

リングサイドには母親、リンダ・マクマホン。妻のマリッサもいました。

リンダはビンスがヒールであってもベビーというのは、少し懐かしさを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

この試合は遡ること2ヶ月前。シェインの電撃復帰がありました。

そこでシェインは、オーソリティーを批判し、RAWのコントロール権を要求しました。

ビンスはアンダーテイカーとヘル・イン・ア・セルで対戦し、勝利すればコントロール権を与えるとしました。

そこからのスタートです。

これこそ熟成のないストーリーでありまして、、、

まず「ビンスがステファニーの保険としてシェインを呼び戻した」しかし「ビンスとシェインの因縁の演出がなされた。」そして「アンダーテイカーはビンスの味方というわけではない。」上に「アンダーテイカーとシェインの因縁の演出もなされている。」ということです。

これがこのストーリーの登場人物たちの関係性ですが、そこにトリプルHとステファニーを足すと。

「トリプルHはメインイベントがあるためこの試合に絡むことはない」「ステファニーもメインイベントに登場する。」しかし登場の可能性もあるが「このストーリーはビンス、シェイン、テイカで展開していた。」ということです。

 

本来ならばトリプルHとシェインのマッチアップが自然な流れなのですが、WWEヘビー王座なのでありえません。

そもそも(このストーリーは「そもそも」がいっぱいあります)トリプルHWWEヘビー王座というのはかなり不自然な状況だということです。

セス・ロリンズが怪我をしていなければ、彼がメインイベンターだったかもしれません。ジョン・シナが怪我をしていなければアンダーテイカーと試合を行ったかもしれません。スティングが怪我と引退しなければアンダーテイカーvsスティングだったかもしれません。

この1年間WWEに巻き起こったアクシデントのしわ寄せがアンダーテイカーに来ているように感じます。

 

昨年3月のレッスルマニア31(vsブレイ・ワイアット)、8月のサマースラム(vsレスナー)、10月のヘル・イン・ア・セル(vsレスナー)、11月のサバイバーシリーズ(&ケインvsブレイ・ワイアット、ルーク・ハーパー)と戦ってきたアンダーテイカー。

そして今回と、まだ試合をする体力のあるアンダーテイカーですが、試合に出るだけの体力であって、シェインの決死のダイブは避けました。

この試合を組み立てていたのは、完全にシェインでした。

ここ数年ギリギリのところで戦ってきたアンダーテイカーですが、そろそろ見ていられない状況になってきました。

彼ほどの経歴と唯一無二のアンダーテイカーが引退する場面はレッスルマニアしか考えられません。

そうでなければ、スティングのように怪我をして、引退表明になるでしょう。

試合ができなくなるような大怪我をする前に、アンダーテイカーの引退カウントダウンを希望します。

 

 

第7試合アンドレ・ザ・ジャイアントメモリアルマッチ

優勝 バロン・コービン

 

アンドレ・ザ・ジャイアントをリスペクトしていますが、この試合というより、このメンツでこの形式をレッスルマニアでやる必要ってあるのでしょうか。

昨年はキックオフショーでした。今年もキックオフショーとして発表されましたが、その後、移動しました。

これといい、ニュー・デイと国際連盟といい、ウィメンズ王座といい、当日決定や当日発表が多かった印象です。

 

 

第8試合ザ・ロックVSエリック・ローワン

 

ロックはメイン直前で登場。火炎放射器はなんだ!?と思っていたら、ROCKの文字がメラメラと燃える演出。結果的に単純にかっこいい!というのがロックのすごいとこ。

 

 

これを試合にカウントして良いのかな、、、ロックボトム1発でロック勝利。

その後ワイアット・ファミリーが襲いかかろうとしたところシナが登場し、2人で蹴散らして、お互いを称える。

ワイアットが煽っておいて、試合に出るのはローワンというのはちょっと違和感ありましたが、一発KOというのはワイアットは出来ないポジションなのかも。。。

思い出したようで申し訳ないですが、ワイアットは長らく試合していないですね。

アンダーテイカーやレスナーとの抗争が起きかかっていましたが、最終的にこのポジションに落ち着きました。

 

第9試合WWEヘビー級王座戦

トリプルHVSロマンレインズ

 

ロマンレインズの勝利。

やはりブーイングは起きていました。

シェイン・マクマホンがRAWのコントロール権を狙っていました。

そのコントロール権を持っていたのはトリプルHでしたし、トリプルHが試合を行いだしてからはステファミーが権力を握っていました。

シェインとビンスのストーリーが展開していくと、まるでRAWのコントロール権はビンスが持っているかのような物言いでした。

WWEは現実と虚構を行き来するエンターテイメントですが、

現実にはビンスがWWEの全権を握っていたとしても、ここ最近WWEで権利を振りかざしていたのはステファニーとトリプルHの夫婦です。

現実の話でいうと、この夫婦がポストシナ(WWEのトップオブトップ)に据えたのはダニエル・ブライアンであり、セス・ロリンズであり、ロマン・レインズでした。

途中国際連盟のストーリーが生まれたり、ディーバ革命や、NXTの拡大などありました。

NXTを筆頭にUSIC、タッグ、ディーバなどは(なんとか)成功していましたが、WWEにおけるメインストーリーたるWWEヘビー戦線はかなりの無理があった結果です。

といった関係性から、レインズがトリプルHを打ち破るというのは、ベビーフェイスであるロマン・レインズにとって必須事項です。

これはダニエル・ブライアンが当時オーソリティーだったオートンからベルトを奪取し、トリプルHや、ベビーのトップだったジョン・シナと手を合わせ、勝利を収めたり、リスペクトを勝ち取ったりした流れに近いです。

 

マン・レインズが今後ベビーフェイスとしてやっていくには、こういった流れが必須です。

じかし翌日RAWで次期挑戦者がベビーフェイスのAJスタイルズに決定しました。

AJTNA、新日本、インディーで活動してきたベテランですが、WWEではデビュー1年に満たない選手です。

AJからレインズに対して受け渡すものはなにもありません。

考えられることは、レインズの経験アップ。もしくはヒールターンです。

しかし、ハウスショーでは絶大なる支持を得ているレインズ。

ブーイングを飛ばしているのは、わざわざTVショーを見に来るような層です。

ネットライターや会場にいる数万人より、ハウスショーにやってくる人や、放送を見ている数百万人を優先するのは当たり前です。

 

魅力あるヒールに絶対なれるとも限らないことですし。

 

マン・レインズがレッスルマニアで最高王座獲得。という歴史的に見てもWWEのトップスターになるストーリーラインに乗ったことは確かです。

次期挑戦者となったAJスタイルズ。オリジナルとトラディショナルな多くの技を持つ彼と、少ない技で王道な組み立て方をするロマン・レインズ。

WWEユニバースがどちらを支持するかよりも、このタイトルマッチのタイミング(PPVか否か)の方に注目するほうが楽しめそうです。